政府に言われて生活スタイルを変えるなんて、ぜったい嫌だ。
(以下、翌日追記しました)
「特別企画『時の立札』」というウェブサイトを見つけました。かつて戦時中に、「写真週報」という国策グラフ雑誌があって、国民の志気を鼓舞するための「時の立札」というコーナーがあったそうで、そこに掲載されていた、国民の生活に関連する標語のようなものを集めてみました。
四月から私は、我慢したり生活スタイルを変えたりすることが嫌だとは思いません。自分で気がついて我慢したり生活スタイルを変えればいいと思うのです。それを政府の責任で我慢させたり生活スタイルを変えさせるなんて、おかしい。そういうのを「リーダーシップ」なんて思い違いしないでほしい。すごく気味が悪い。
いろいろな意味で
本当の戦争生活が始まる
四月は人の心を清新にする月だ、丁度
新しく入学する少年少女
産業戦線に立つ新卒業生
彼らのように、元気一杯
大東亜戦争を戦ひ抜く生活に
突進しよう 邁進しよう
(昭和17年4月1日214号)
食べるにも、観るにも、着るにも 戦費を支払う
戦争と生活が一つになって こんなにも身に近々とあるのだ
しつかりと生活にたがをかけよう
(昭和18年2月17日259号)
戦ふ力は
人の和から生れ出る
人の和は
我々の生活が戦場に通じ お互に
戦友だと思ふことから 湧き出でる
戦ふ生活が
乏しくなればなるだけ
苦しくなればなるだけ
いよいよ強く いよいよ明るく
銃後の戦友愛を発揮しよう
(昭和18年5月12日271号)
闇や買い出しで自分たちだけ
豊かに食べたがる人たちに
日本の有り難さ、良さが、味はへるだらうか
凍土に立ち、濕田に入り、汗と泥土にまみれて
食糧増産をつづける農村の現実を
食事のたびにしみじみと味はつてみるこだ
食物のことは、それからの話にしよう
(昭和19年1月12日304号)
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