文化庁の文化審議会文化政策部会の「審議経過報告」に対する意見募集が、明日、締め切りになります。
現在、文化芸術の振興に関する第二次基本方針に基づいて国の文化政策が進んでいるわけですが、今回の審議経過報告が、第三次基本方針となり、その後の数年間の国の文化政策を左右することになるようです。
私は、これまで第一次と第二次の基本方針での意見募集にも意見を出してきましたが、今回の審議経過報告は、今までとはかなり違っています。おそらく今までだったら文化庁の事務局側が、具体的に記述することを避けてきたであろう内容が、おそらく文化政策部会の委員の積極的な意見を受けて、書き込まれていると感じます。
文化芸術に携わっている人であれば、「それが実現すれば素晴らしいことだけど、ホントに実現可能なの?」と感じるようなことも、あるかもしれません。それを実現するかどうかは、もしかしたら、今回の意見募集で、どのくらいの声が集まるのかにかかっているような気がします。事業仕分けの結果とは裏腹に、今年度の文化庁の予算は微増したのは、仕分けに対するパブコメで予想外の意見数があったからだと言って間違いないはずですから。今回のパブコメの意見数が少なければ、おのずと、審議経過報告で書かれた内容はトーンダウンするだろうし、実現の可能性も低くなるでしょう。
ですから、審議経過報告を読んで、今の文化芸術の環境に満足していないこと、こうなればいいなぁ、こうなってほしくないなぁと思うことを、短くていいので、意見を出しましょう。所定の書き方(意見1件につきメール1件、とか)さえ指示に従えば、意見内容は「・・・・という点に賛同します」「異議があります」「早急な実現を望みます」などなど、いろいろあっていいと思います。
さぁさぁ、締め切りは明日まで。パブコメしよう、そうしよう。
1 件のコメント:
少しご無沙汰しました。
エントリでご紹介のパブコメは期限が延長されたようです。
【2.意見の提出方法】
(1)提出手段郵送・FAX・電子メール
(電話による意見の受付は致しかねますので、御了承ください)
(2)提出期限平成22年7月9日(金) 必着
→平成22年7月23日(金)まで意見募集期間を延長します。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185000469&Mode=0
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