6.09.2010

cultureは、agricultureから学ぶことが多い

私は、文化や芸術と社会の関わり方の調査や研究をしているのですが、最近、生物多様性のことを知れば知るほど、勉強になることが多いです。
生物多様性条約事務局と環境省が制作した「生物多様性と農業」という小冊子をPDFでダウンロードして読みました。その「はじめに」の中に、こんな文章がありました。
農家および農業生産者は、農業生物多様性や、それにかかわる景観を管理することによって、生物多様性を含む土地や天然資源を守っている。一般に、将来世代が持続的に資源を保全する持続可能性を実現するために生物多様性を管理している。こうした管理のないところでは、根本原因に対して農家や生産者のコントロールがおよばない。農家と生産者は共に、生物多様性の管理を向上しようと努力している。
農業で生活するということは、生きるために天然資源を直接利用する、あるいは労働や農産物から所得を得るかのどちらか、または両方を指す。農業は、人が生きるための最古の形態であり、今日においても多くの地域で重要な役割を果たしている。
これ以外にも、全文を通じて思ったのは、「生物多様性」を「文化多様性」に、「農業」を「芸術・芸能」に、「農家」や「農業生産者」を「芸術家・芸能家」や「芸術・芸能従事者」に、「天然資源」を「文化資源」に置き換えて読むこと可能だということです。
ま、当然といえば当然かもしれませんね。agricultureとcultureですからね。農業から学ぶことは多いです。

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