5.31.2010

「日本こそはやく独立してほしい」

5月31日付けの毎日jp「人模様:文化・伝統生かし『脱・基地』--佐藤幸男・富山大副学長」より。
14人の執筆者のうち佐藤幸男・富山大副学長(61)は、中央に対する「島嶼・平和学」の立場で考察。島々が点在し、海路で結びついた独自の世界観を持つ海洋民族の沖縄の人の心の豊かさに着目し、文化と伝統を生かした「脱・基地策」を提言する。
今年の名護市長選や一連の反基地運動などを例に挙げ「沖縄は広く平和を発信できる力を持つ場所。独自の文化を持ち、平和と自立を愛する沖縄の人ならば、基地や沖振法がなくても必ず自立の道は開ける」と語る。
これを読んで、咄嗟に共感してしまったんですが、もしかしたら沖縄の人々がこれを読むと、「なんて他人事のような都合のいいこと言いやがって、ほっといてくれ」と思われるかもなぁ。先日、とあるMLで、沖縄でアート活動をしている方が普天間基地の問題について憤りを書いてくれました。
この状況で昨日の日米共同声明、日本って民主主義国家ではなかったんだなぁ、とあらためて痛感させられています。
沖縄は独立した方がいい、と提案されることもよくありますが、沖縄では、日本はいつまで沖縄に依存し続けるのか、日本こそはやく独立してほしい、という意見もあります。
全くひどい状況です。
・・・ううう、この言葉の方が、重い。

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