4.17.2010

芸術助成をめぐる問題点(首相、ぜひお読み下さい)

鳩山首相、とりあえず、この文章もぜひお読みになってほしいんですが。
セゾン文化財団の片山さんがお書きになった、ネットTAM「芸術助成をめぐる問題点」。引用させていただきます。
日本の芸術助成は、事業(公演や展覧会など)に対する助成ばかりなのです。欧米にあるような運営助成、つまり芸術団体などの活動全体に対して自由度の高い助成金を出すケースは非常にまれです。また事業に対して助成するといっても、出るのは赤字の一部を補填する額にすぎません。いくつかの助成を組み合わせて損をぜんぶカバーできればよいですが、助成機関も少ないですから、なかなかそうはいきません。事務所の経費や人件費など、芸術活動を維持していくのに必要な経費も、こういった助成からは充当できません。つまり、事業助成ばかりの現状は、芸術団体に対して、「できないことを強いている」ことになりかねないのです。
芸能花伝舎で「文化を育むために、日本としての政治が果たすべき役割は、まだまだあるんだと、そのように感じたところです」とおっしゃった鳩山首相。どうか、この問題あたりから、役割を果たしてほしいところです。

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