3.15.2010

「鳥の劇場」主宰の中島さんが、芸術選奨文科大臣新人賞

3月12日付けのYOMIURI ONLINEの鳥取地域版「芸術選奨文科大臣新人賞に「鳥の劇場」主宰・中島さん」。
中島さん、鳥の劇場さん、おめでとうございます!
今回の中島さんの受賞は、とても重要な意味があると思います。というのも、私は劇場法(仮称)について考えるときに、鳥の劇場のあり方と中島さんの仕事を、「劇場」と「ディレクター」のモデルの一つだと思っていたからです。
鳥の劇場は、鳥取県鹿野町という小さなまちで、使われなくなった幼稚園を活用して始まった小さな劇場です。恥ずかしながら私はまだ鳥の劇場に行ったことがなく、中島さんから話を聞いただけですが、彼らがそこを劇場として使い始めてからの苦労は、私の想像の及ぶところではないと思います。が、いま、鳥の劇場から送られてくる情報を見ると、これこそ「劇場」と言うに相応しい劇場だと私は想像しています。
劇場法(仮称)の内容について、まだ私は具体的には知り得ていないところが多いのです。「公共劇場」ではあっても「公立文化施設」ではない鳥の劇場が、果たして劇場法(仮称)と、それに基づいた施策や制度、事業の対象の範囲内になるのかどうか、あるいは、対象内になることが本当にいいことなのかどうかも、正直なところ、分かりません。
ただ、鳥の劇場は、小さいけれども、おそらく海外の劇場と肩を並べることのできる、日本には数少ない「劇場」だと思います。また、中島さんの「劇場のディレクター」としての希有な能力について、劇場法(仮称)の法案作成で学ぶべきところは多いと思います。
とにもかくにも、中島さんが芸術選奨に選ばれたことは、鳥の劇場の会員として、とても誇らしいニュースです。ホント、おめでとうございます!

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