棺近くの台には笑顔の遺影と、加藤さんが関係者らにあてた“遺書”が置かれた。遺書にはパソコンで打たれた文字で、「世の中が音楽を必要としなくなり、もう創作の意欲もなくなった。死にたいというより、消えてしまいたい」などとつづられていた。白色のカーネーションを献花した参列者の多くは、この遺書に足を止め涙したという。
私は、もし誰かが「消えてしまいたい」と思ったときに、その思いを変える力が音楽にはあると信じています。が、その音楽を創る人間が、「世の中が音楽を必要としなくなり、もう創作の意欲もなくなった」と言って消えてしまった。その事実を、どう受け止めればいいのか、分かりません。
もし本当にそうだとしたら、いずれ、世の中が消えてしまうんじゃないか。
そんなわけで「悲しくてやりきれない」のメロディーが、ずっと頭に鳴っています。
1 件のコメント:
それでも、本人はまだ音楽が必要だったとおもうのだけど。
いろいろ信じられなくなってしまったんでしょうね。
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