10.06.2009

オケの楽団員の住宅支援

10月6日付けの毎日jp「世界に一つのオーケストラ:県立芸術文化センターの5年/4/兵庫」より。
兵庫芸術文化センター管弦楽団(PACオケ)のメンバーは、宝塚市安倉南にある県営住宅を、月額1万円強で借りられる。3LDKのうち一室は防音設備が整えられており、夜まで自由に練習に励める。PACオケを若手養成組織としてバックアップする県の姿勢が表れる待遇だ。
団員の任期は3年が基本。バイオリニストの北島佳奈さん(28)は、退団を前にした今年6月から200軒近い物件を照会。条件の合う物件を見つけたのは、部屋を出る直前の8月中旬だった。バイオリンは「音が上に響く」といい、最上階の角部屋がベストだが、防音完備の部屋を探すだけでも一苦労。部屋が見つかっても、近隣住民との関係作りも欠かせない。
実は宝塚の県営住宅は周辺に駅がなく、交通の便はいいとはいえない。楽器を抱えながら、バスや電車を乗り継ぐのは大変な作業だ。それでも北島さんは言う。「若手にとって、どれだけ恵まれた環境だったのか。部屋を出るときになって気付きました」
なかなかやるなぁ、兵庫県。こういう文化政策、私は評価したいです。でも、団員の任期の3年が終わったら、次のステップがあるのかどうかも、気にかかります。

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