県文化振興事業団(岸野洋理事長)は14日、文化事業の見直しなどを求めた県行政経営改革委員会の提言について、「県の文化施策を後退させる内容」として疑問視する意見書を嘉田由紀子知事らに提出した。
行革委は先月、県の外郭団体や公共施設の廃止などを盛り込んだ提言書を嘉田知事に提出。事業団は提言書の内容への反論や疑義をまとめた。
事業団を県の財団法人びわ湖ホールの一部として統合することを求めた提言に対して反論。事業ノウハウは同ホールよりも事業団の方に蓄積があるとして「事業団がびわ湖ホールを統合する方が文化施策を効果的、効率的に推進できる」と主張した。
事業団が運営し、提言書で廃止を求められた滋賀会館やしが県民芸術創造館については「交流施設として再生を」「県民ニーズが高く継続すべきだ」などと訴えた。事業団職員の雇用では、人材を有効活用するよう県の配慮を求めた。
事業団の岸野理事長は同日、記者会見し「事業団は公益財団法人化の準備を進め、自主自立へのスタートを切ったばかり。提言は真に県民や社会のニーズに対応したものかどうか疑問」と批判した。
う~ん。ちゃんと情報収集できていないのでこの件に対するコメントは難しいです。
ただ、滋賀県に関してはびわ湖ホールは昨年の予算削減問題、一昨年の北村想氏のしが県民芸術創造館館長の退任問題と、文化政策を根本的に考え直すべきなんじゃないかと思います。根本から考え直すことをせずに、どちらの財団に統合すべきかを論じたところで、まったく意味がないと思います。
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