8.04.2009

コントラストを埋めること

ひかり祭りで、会場のブースやステージの転換では、とても精力的に「高尾山にトンネルはいらない」「高江にヘリパッドはいらない」というメッセージを発信していました。
私は、基本的にそうしたメッセージに共感するんですが、そのメッセージを届ける相手や届け方について、いろいろ考えました。
「いらない」という理由に共感する人に、より強い共感を得ていくということは、ある面では、共感できない人とのコントラストを強めることになるわけです。コントラストが激しくなるほど、調和が難しくなります。
トンネルやヘリパッドが「必要だ」という理由を、否定せず、理解したうえで、どうすれば代替案を提案できるか。たぶんそれが大事なんだろうね、ということを、カミさんと話したりしました。
そんなこと言ったって、じゃあオマエ提案してみろよ、と言われても、いまは具体的なことは答えられません。すみません。
ただ、この話は文化政策にも言えることで、文化活動に関わっている人は「文化が必要だ」と言うけれども、「文化よりも経済の建て直しが優先だ」という人に対して、異を唱えるよりも、コントラストを埋めていく努力が必要な気がするわけです。

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