4.22.2009

柏木くんのこと

先週の土曜日に、息子の保育園つながりの家族で山登りにいったとき、ひょんなことから、NPO法人演劇百貨店の柏木陽(あきら)くんが藤野に遊びに来てくれて、一緒に山に登りました。
演劇百貨店は、演劇ワークショップを、劇場だけでなく、学校、児童館、公民館、老人ホームなど様々な場所に届ける団体です。代表の柏木くんは、同世代の演劇人の中で、最も数多くの演劇ワークショップの現場を経験している人じゃないかと思います。私が彼と出会ったのは、たしか6年前ですが、この2、3年は本当に忙しかったみたいで、ゆっくり話したのは久しぶりでした。
柏木くんは、子どもと向き合うと瞬間的に打ち解ける才能があって、土曜日の山登りでも、普通なら彼は完全に浮いてしまう存在なんですが、見事に子どもや大人の輪の中に入って関係を繋ぐんです。すごいコミュニケーション能力。コミュニケーション能力が優れているから演劇ワークショップが上手なのか、演劇ワークショップを数多く実践しているうちにコミュニケーション能力が磨かれたのか、どっちかな?ま、どっちでもいいんだけどね。柏木くんは柏木くんだからね。
夜、ウチで飯を食っていろいろ語って、6年前に彼と出会った世田谷パブリックシアターの「中学生のための演劇ワークショップ」の話題になりました。いま思うと、あの現場で出会った大人たちがいろいろ活躍していて、柏木くんと共同演出した羊屋白玉さん、音楽で参加した野村誠さんは、国内外で高い評価を受けているし、フランキー(ワークショップネーム)はニートや不登校の子どもたちの支援活動でメディアからも注目されているし、アッキーはNHK教育テレビのディレクターで妙な番組を作ってるし、サッチャンは大学で教育学を教えて本も出版しているし、演劇百貨店の番頭の小川くんは、相変わらずとってもいいヒトで、相変わらず女の子にモテない(笑)。
それぞれ何らかの形で子どもとの接点をもって活躍していて、私は本当にうれしいです。また何か一緒にできるといいねえ。

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1 件のコメント:

オガワ さんのコメント...

芸術普及/教育普及と呼ばれる仕事をつづけて、
気づけば、いつの間にか私も十年経ちました。
とらおさんとも、六年近くいっしょに戦ってるのですねえ。

この十年で拡がってきた仲間たちの取組みが、
ここに来て、すこし押し戻されている感覚も受けます。
歯を食いしばって、ふんばらないと。

ちなみに私、ホントはもう、やたらめったらモテますよ。
この記事が元で、万万が一モテなくなったらどうするんですか!
(こんなこと書いてるから事態をこじらせるんだなあ)

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