4.13.2009

お囃子は、おもしろい

昨日の日曜、藤野町の隣町の津久井町の諏訪神社にある鳥屋獅子舞伝承館というところで、相模原市や市外のお囃子の団体の交流会があって参加しました。
私は新人なので(笑)、先輩たちの演奏のビデオ記録係として参加したんですが、他の団体を含めて9団体が、それぞれの地域のお囃子を披露してくれて、これがすごく面白いんですよ。
9団体あると、9団体の太鼓のリズム、笛のメロディー、踊り、衣装も、それぞれ違うんです。違うのが当たり前と言えば当たり前なんですが、共通点もあるんです。楽器の構成と登場する面の種類とか、曲のテンポ感と構成とか。でも、例えば天狐の踊りや衣装を取り上げると、ある地域は、神様のような狐の描き方をしていて、ある地域は、動物としての狐をリアルに描写している。おかめも、ある地域は少女で、ある地域は母親だったりする。楽器の配置も違う。太鼓のバチの握り方や皮の締め具合、息を合わせる掛け声も違う。
なんで?不思議でしょうがない。
おそらく源流を辿っていけば、共通のお囃子があったはずなんでしょうけど、伝わったときに、ただ教わったことを忠実に再現するのであれば、こんなに違うはずがない。どのように、あるいは、なぜ違いが発生したんだろう。そこには、その地域の風土とか、地域住民の美意識とか価値観が、必ずあるんだろうなぁと。その違いが、とっても面白いし、素敵だなぁと思いました。
文化人類学とか民俗学で、お囃子の研究論文を探してみたら、「東京近郊の祭ばやし」というのがありました。おもしろいです。もっと知りたいです。

0 件のコメント:

archive