3.24.2009

東京を脱出したいアーティストは藤野へどうぞ

以前、東京都が事業として実施している「ヘブンアーティスト」に登録した、あるアーティストから聞きましたが、要するに、東京都が審査して登録していないアーティストは、都内の公共的な空間で勝手にパフォーマンスしていると警官に叱られたり追い出されたりするためのルールだという話を聞いたことがありました。東京都に住むアーティストのみなさんは、「ヘブンアーティスト」や「繁華街等における安全・安心の確保に関する考え方」をどう感じているんでしょうかね。
そこで、「もう東京はイヤだ!」というアーティストのみなさん、ぜひ、神奈川県藤野町への転居をご検討ください。
藤野町は小さな町ですが、アーティストがいっぱい住んでいて、春から秋にかけて、町内の至る所で、勝手にイベントを企画して、アーティスト自身が楽しみ、町の人も楽しませてくれます。藤野芸術の家という滞在型の文化施設はあるんですが、専門的なホールや美術館はありません。多くの場合、廃校になった小学校とか、アーティストが住む自宅やアトリエとか、レストランとか、森の中とか町の中でイベントをやってます。また、自治体がイニシアチブを持ってやっているわけではありません。
誰も安全・安心のためにイベントをやってるわけじゃないんですが、公共空間も私有空間もアートを媒介にオープンにして、町の人と町の人、町の外から来た人とも顔見知りになった方が、結果的に、安全で安心なまちづくりになっているんじゃないかなぁ。

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