2.19.2009

笑えない現実が、これほど笑えていいのだろうか

一昨日の夜、仕事からウチに帰ってきて、晩飯を食べていたときに、テレビのチャンネルを切り替えたら、「R-1グランプリ」とかいう、お笑い芸人のコンペをやっていました。
あまりバラエティ番組を見ていないので、ふーん、こんな芸人さんが最近流行っているのかぁと、数分間見たんですよ。で、正直なところ、ゴールデンタイムの民放のバラエティ番組が、これほどつまらないものだったのかと、思いました。スポンサー企業は、広告代理店に払っている金をバッサリ削減して、絶対に雇用を維持すべきだと思いました。
で、そのあとNHKのニュースを見たら、例の大臣さんと総裁さんの記者会見の様子と事後のドタバタ劇が放送されていた。これは、マジで笑えました。ぜんぜんR-1の比じゃないくらい、おもしろい。
大臣さんの、計算し尽くされたボケ。まるで演技とは思えません。相方の総裁さんも負けず劣らず、存在感があります。まったく表情を変えないで、突っ込むところを敢えて突っ込まずに、不条理感を漂わせる。秀逸なのは、記者たちのリアクションですね。あんなに可笑しいのに誰も笑わない。きっと記者さんたちも、完成された芸の一部なんだろうなぁ。とにかく彼らは、絶対にコンビを組んでM-1グランプリに出場してほしいと思いました。それなら、スポンサーも見つかるんじゃないかと。
それにしても、同じテレビなのに、なんで笑わせようとしているものがつまらなくて、なんで笑えない現実が、これほど笑えるんだろう。

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