ひとまず話を聞いたり、どうすればいいのかねぇと一緒に考えたりすることはあるんですが、問題の解決に向けて、私が貢献できることは、何もありません。でも、悩みや不安や心配事を、共有させてもらえた方が、たぶんお互いにとって、幸せなんだろうなぁと思うんです。
というのは、インターネットで、不特定多数の人に質問して、不特定多数の人から回答をもらうポータルサイトがありますね。そういうサイトで、切実な悩みを書いて、「どうすればいいんでしょうか」と問いかけているのを読んで、とても痛々しさ感じたんです。
その人の悩み自体の痛というよりは、その悩みを、インターネット上で、不特定多数に問わなければならない状況が、私には痛々しく感じるわけです。もちろん、顔の見える相手には相談しにくいとか、個人が特定されると状況が悪化するような問題とか、ネットに頼らざるを得ない事情があって書き込んでいるんだとは思います。が、インターネットは、彼/彼女の心とか体の痛みを伝達できるような媒体ではないし、不特定多数の回答の中で何が正しいのか、間違っているのか、誠実か不誠実かは、誰にも分からないし。
ふと思うのは、殺人事件の容疑者が「誰でもよかった」と言う状況と、インターネット上の不特定多数に、深刻で切実な悩みを明かす人が置かれた状況は、同じじゃないとしても、延長線上なんじゃないかと思うんです。そして、深刻で切実な悩みを誰にも言えない、という危機的な状況は、その時点で悩みのない人にとっても、将来危機的な状況を迎える可能性があるわけです。
もし、悩みを抱えている人が私の近くにいたら、何ができるんだろうなぁ。とりあえず、話を聞くことくらいしかできないけど。あと、一緒に飲むとか、飯を食うとか、風呂に入るとか。
もし、近くにいたら、声かけてください。話、聞きますんで
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