1.14.2009

アメリカの外交は変わりそう。日本は?

1月14日付けの時事ドットコム「駐日大使にナイ氏有力=「ソフトパワー」提唱の知日派-次期米政権」から。
民主党系のナイ氏は、超党派で対日政策報告書を策定したことのある知日派の代表格。次期政権は日本との協力強化を進める上で同氏が適任と判断しているもようだ。
 ナイ氏は著名な国際政治学者で、軍事力に偏重せず、文化的影響力などの「ソフトパワー」を活用した外交を提唱。
これと合わせて同日の毎日.jp「クリントン米次期国務長官:「スマートパワー」提唱 軍事偏重と決別--上院公聴会」。
軍事力などの「ハードパワー」のみに頼らず、外交力や文化発信力、経済力などの「ソフトパワー」を組み合わせて活用し、協調主義に基づいた米国の国際的指導力を刷新する姿勢を明示。ブッシュ政権の軍事偏重路線との決別を改めて強調した。
そして、オバマ次期大統領の文化政策「BARACK OBAMA AND JOE BIDEN: CHAMPIONS FOR ARTS AND CULTURE」(「メセ協スタッフのブログ」より)には、こう書いています。
アメリカのアーティストやパフォーマー、思想家は、アメリカ人の価値観や理想を代弁する存在であると同時に、アメリカ国民だけでなく世界中の人々の気持ちを動かします。(中略)残念ながら、アメリカの文化外交力は過去10年で最低レベルに低迷しています。バラク・オバマとジョー・バイデンは、この状況を改善し、アメリカの文化芸術の国際交流を官民のパートナーシップ(PPP)によって拡充していきます。

オバマ次期大統領の政権でのアメリカの外交は、ブッシュ政権の失敗を回復するために必死になっているようです。その切り札とも言えるのが「文化政策」だということですね。
ところで私たちの国なんですが、ブッシュ親分にくっついて歩くチンピラみたいなことは、もうやめにしませんかね…。

0 件のコメント:

archive