10.14.2008

「ぐるっとお散歩篠原展」の話 (1)

先日の連休の日曜と月曜、藤野町の里山の篠原地区で開催された「ぐるっとお散歩篠原展2008」(以下、「ぐるしの展」)に遊びに行きました。
里山の小さな集落、篠原地区は、私の息子が通う「のびるっこ保育園」のある地域で、その保育園は「篠原の里」という滞在交流施設としても活用されており、そこが「ぐるしの展」のメイン会場です。ここは、廃校になった旧篠原小学校をNPO法人篠原の里が運営しています。今年の春の連休には、カミさんの手塚夏子がここで「道場破り」もやらせてもらいました。
「ぐるしの展」は、この篠原の里、篠原地区に住むアーティスト、地域に暮らす人々が中心になって開催する毎年恒例のイベントです。民家(アーティストの生活空間やアトリエ)や古民家を改装した高齢者福祉施設、森林の中、山の傾斜面に仮設した座敷、そして廃校になった小学校を使って、展示、コンサート、ワークショップ、飲食サービスなどが提供されます。
私とカミさんは、息子が通う保育園のお母さんたちを中心に構成したウクレレとギターのユニットに参加しました。私はウクレレ、カミさんはヴァイオリンで、普段私たちは知らないようなヒットソングとか、懐かしい歌謡曲を演奏しました。そして息子は、保育園の友達と先生と一緒にエイサー太鼓を披露しました。
・・・と、ここまで書くと、別に取り立てて面白いイベントでもなさそうに感じるかもしれませんが、少なくとも私にとっては、地域におけるアートや文化の存在意義、アーティストの役割、アーティストとコミュニティの関係性の、ある面では理想的なモデルのように思いました。
そのあたりの魅力を、いくつかのエピソードと合わせて、続けて書くことにします。

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