9.19.2008

あまりにも違う身体

先日から何度か書いていますが、今日、「Dance Asia」の初日が開けました。ジェコ・シオンポ(インドネシア)とディック・ウォン(香港)の2人の作品を見ました。
とにかく、「カラダって、こんなに違うものなのか」ということを目の当たりにしました。人間の身体は一人ひとりが違っているのは当たり前ですが、何というか、もっと深いところで、本質的に違う感触がありました。
これほど違うのに、どうして同じ種の生物に分類されているんだろう?とか、言葉や映像は、この身体の違いを乗り越えられるんだろうか?とか、考えてしまいました。
ジェコの作品を観たときの私の感触は、例えば鎖国時代の日本で、突然、欧米人に出会った感じと同じなんじゃないか。ディックの作品は、例えば、カミさんと些細なことで些細なケンカをしたときの感じかなぁ・・・。
終演後、来週、ウチに泊まりに来るジェコとアジェンに挨拶しました。簡単に自己紹介して、藤野に来るのを楽しみにしてるよ、と言うと、ジェコは「藤野には蛇はいるか?」と。ああ、いるよ、毒を持つ蛇もいるし。ジェコは温泉は好きかと聞くと「温泉?暑いお湯のプール?ああ、俺の夢だったんだ」と笑っていました。
いやー、通じあえてホッとしました。作品を観てる途中で、私は内心、彼らの身体と向き合うための心の準備ができてなかった、と思ったくらいだったので・・・。

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