9.29.2008

ジェコとアジェンの藤野滞在記録 (7)

土曜の夜、私は先週から始めたお囃子の稽古に行きました。ジェコとアジェンも見学しに来るか誘ってみましたが、せっかくネジさんが来たからウチでゆっくり語り合ってもらいました。
お囃子の稽古に行ったら、先週と同じように、生徒は私と小学2、3年生の子どもたち4人。およそ1時間半の稽古が終わってから、経験を積んだ若者たちの稽古で、私は、しばらくしびれた足をさすりながら見学させてもらいました。
稽古に参加していたのは、高校生くらいの女の子3人と、私や小学生にも太鼓を教えてくれた高校生、大学生くらいの男の子3人。囃子保存会の会長さんや、年輩のおじさんに教わりながら、テンポの速い複雑なリズムの太鼓を叩いていました。
3人の女子高生は、化粧をして髪も染めたりして、太鼓を叩くまでの時間はずっとケータイを触っていました。それこそ、お囃子よりもヒップホップの方が似合いそうな、イマドキの女の子。その彼女たちが、土曜日の夜9時に、祖父や父親くらいの世代の人から、太鼓を教わっている。夜、遊び歩くような場所のない藤野で、太鼓の稽古場が、彼女たちの居場所の一つになっているわけです。
稽古からウチに帰ると、ネジさんは帰っていて、ジェコとアジェンは、自分たちが撮影したDVカメラの映像を見ていました。何の映像だと思ったら、藤野に来る前に遊びに行った、東京ディズニーランドの様子。ディズニーのキャラクターのパレードに向かって手を振る満面の笑みのアジェン。そんなにディズニーが好きなの?って聞いたら、
「そりゃもう、大好きよ!私が子どもの頃に、すごくたくさんディズニーのアニメが放送されたから、ディズニーと一緒に成長したようなものよ」
とい言うアジェン。ビデオを見ながら、歓声を上げてキャラクターの名前を連呼していました。お囃子の稽古をしていた女子高生よりも、ずっとあどけない表情でした。

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