8.27.2008

いつから「ふつう」を認識するのか

昨日の、手塚夏子のダンスについて、3歳の息子が「ふつうのダンスを、おねがいします」という感想を述べたことについて、反芻しました。
というのも、息子が母親の胎内にいた頃から、そして生まれてからもずっと、母親のダンスは、いわゆる「ふつうのダンス」ではありません。そして、息子が知っているダンスやダンサーといえば、手塚夏子の仲間たちがやっている、コンテンポラリーダンスという領域が中心で、それらは本質的に「ふつうのダンス」という括り方ができない。普通の人が普通にダンスとしてイメージする、ジャズダンス、バレエ、ヒップホップ、社交ダンス、ハワイアンなどは、私が知る限り、息子はほとんど接したことがないはず。
なのに、「ふつうのダンス」ということを言い出したわけです。いつのまに、3歳の息子のダンスには「普通」と「普通じゃない」ものの境界が生まれたのか。息子が言う「ふつうのダンス」って何なんだろうか・・・
と、ここまで書いてみて、何で父親の私が3歳の息子に対して、「ふつうっていったい何なんだ!?」と思春期の子どものように疑問をぶつけるのも、どうしたものかなぁと思うんですが。
息子が「ふつう」という概念を認識してしまったことに、軽い衝撃を覚えた今日この頃です。

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