ふつうのダンス

昨日、パートナーの手塚夏子が、代官山ヒルサイドテラスでダンスをしました。アートフロント・ギャラリーでの「井上廣子展 INSIDE-OUT」のオープニングでのパフォーマンスということで、ミュージシャンの足立智美さんとの即興によるコラボレーション。
私は息子と一緒に本番を観に行きました。30分強の本番中、ずっと静かに観ていた息子。足立さんと手塚は、予想外に激しいパフォーマンスが続き、観客も、いつも以上に楽しんでいた様子。ただ、20分を過ぎたところで、息子の集中力が切れてきた。足立さんと手塚の即興が、静かに収束しつつあるとき、息子が会場全体に届く「はぁ〜・・・」という溜め息。まるで母親に、いい加減に終わりにしろというキッカケを送るような絶妙のタイミングに、会場から失笑が・・・。
そして終演後、母親は息子に「今日のお母ちゃんのダンス、どうでしたか？」と質問。すると息子は、顔と手を左右に振りながら、こう言いました。
「あのー、もーちょっと、ふつうのダンスを、おねがいします」。
・・・息子よ、それは母にとってはムリな話だ。許せ、息子よ・・・

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