8.20.2008

藤野のカッコいい爺さんたち

先日の藤野神社の祭礼で、藤野囃子保存会にカッコいい爺さんたちがいました。
藤野囃子保存会には、小学生からお年寄りまで、茶髪の女子高生もいれば、私と同世代のオヤジもいて、幅広い年齢層が参加していました。立派な山車の上で、みんなが太鼓や鉦を交代しながら叩いていたんです。
約2時間ほど途絶えることなく演奏が続くお囃子を見聞きしている子どもたちは、途中から山車の周りで追っかけっこしたり、ふざけ合ったりしていました。が、爺さんたちが太鼓を叩き始めると、子どもたちは自然と山車にかぶりついて、食い入るように見聞きしている。実際、それまでずっと繰り返されてきたリズムが、爺さんたちが叩くと、全然違う音になるんです。ハラに響くというか。それに、叩く姿が若い衆よりも断然カッコいい。サマになっている。
私が勝手に伝統文化の保存会で思い描いたのは、伝統を守ることに執着するお年寄りと、地縁や血縁で仕方なく参加する若者、というものだったんですが、藤野囃子保存会はどうも違っていました。ただ、カッコいい人を真似したいから若い衆が参加する。その一番カッコいい存在が、爺さんたちだということが、とても大事なことなんだと思いました。

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