このプログラムは、しょうがいをもつ子どもたちや、外国つながりの子どもたちにアニメや映画・映像を楽しんでもらおうという企画で、私も手伝っています。5月から、ほぼ月イチで土曜に開催して、4回目の明日が最終日です。私は、2回目と3回目に、子どもたちと一緒に黄金町を歩いて、みんなが撮った携帯カメラの写真をスライドショーにしたり、記録ビデオを作ったりしました。それも明日上映しますので、ぜひ興味のある方はジャック&ベティにお越しください。
実は、この企画を手伝って感じたことと、東大の文化資源学公開講座「市民社会再生」で毎回面白い話が聞けたことは、私の中ではすごく繋がっています。まだ、整理して要領よくお伝えすることができませんが、いま、思うことを忘れないようにメモします。
しょうがいをもつ子どもや外国つながりの子どものために、こういうプログラムがなければ、そうした子どもたちは映画を観にいくのが難しいという現実を、変えましょうよ、ということです。つまり私は、このプログラムに賛同し関わっていますが、こういうプログラムなんて必要がないくらい、だれでも、あたりまえのように、映画館で(テレビやネットじゃなくて)観たいものを観ることができるのが、いいはずなんです。本当はね。
私は、映画に限らず、音楽でも、お芝居でも、静かに鑑賞するのが苦手です。笑ったり泣いたり興奮したりすると、つい、カラダが反応してしまいます。それで、となりや後ろの席に座っている人から、ときどき注意されてしまいます。特にクラシック音楽やオペラだと、注意した人の殺気に脅えてしまい、楽しめなくなることもあります。
「まちのたまご劇場」に来てくれた子どもたちのなかには、私と同じかそれ以上にカラダが反応する子もいたので、一緒に観ていて楽しかったです。以前、誰かから、インドの映画館では、観客みんなが笑ったり泣いたり、悪役が出てくると罵声を浴びせたりヒーローが登場すると拍手や歓声が起きたり、そりゃもうとても騒がしいんだという話を聞いたことがあります。
黄金町のジャック&ベティは、そういう映画館になってほしいと思います。
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