6.23.2008

国道沿いのインターネットカフェ

静岡芸術劇場でダンスを観たあと、せっかくだから富士山のふもとの安宿で1泊しようと、富士宮市に移動。鉄道からバスに乗り継いで、国道を走る車窓から、いろんなものが見えました。
おそらく最近拡幅された国道沿いには、大規模なスーパーマーケットとか、紳士服の量産販売店とか、レンタルビデオ屋とかが、それぞれに大きな看板と広い駐車場を抱えて営業していました。流れていく風景の中で、おや?と思ったのが、24時間営業のインターネットカフェ。しかも、デカい。東京で目にするネットカフェは、どちらかといえば「ひっそり」とした雰囲気だけど、目にしたネットカフェは、どーんとした風情。土曜の夕方の駐車場には、結構、車が止まっていました。
静岡県舞台芸術センターの芸術総監督の宮城聰さんが、芸術祭のパンフレットの中で、芸術家がいまの世界に生きる人のためにできるのは、「孤独に耐えることを伝えられる」という点だと書いていました。
国道沿いのネットカフェで土曜日を過ごす人に、どうすれば、芸術家が孤独に耐えて生きているということを伝えることができるのか、考えました。

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