4.16.2008

やっぱり署名します

大阪センチュリー交響楽団に対する補助金削減の反対署名について、いつも拝読している小暮さんややくぺん先生のブログを読むと、やはり、びわ湖ホール問題とは事情が違うことを書かれています。うなずくところが多いです。とくに、やくぺん先生のブログで紹介されていた、プロデューサーの平井さんが書かれていることは、まったくその通りだと思いました。
状況を知ったうえで、署名しない人もいると思いますが、そもそも関心がなくて署名しない人もいると思うんです。あるいは、総論は賛成だが各論は反対とか、逆に各論は賛成なんけど総論としては賛成できないとか、いろんな理由で署名しない人も多いでしょう。
私は署名しますが、それは、文化政策に関心を持って見ていることを数で示すチャンスであると同時に、数を曝してしまうリスクがあるから、という理由です。
署名という手段を選択した以上は、結果として数が大きな意味を持つことになります。どのくらいの数が有効なのかは分からないのですが、それを下回ると、署名の目的が果たせないだけでなく、争点の拡大をも許してしまう可能性が高いでしょう。
大阪のオーケストラの補助金削減の反対署名の結果が、オーケストラだけでなく、より広範に文化予算を削減する動きを加速する可能性があるし、他の自治体に広がる可能性だってあります。オーケストラの補助金削減反対の署名の数以上に、例えばですが、アートNPOへの支援を求める署名を集めることができるかと聞かれたら、私は難しいと思います。なので、せめてオーケストラへの補助金削減への反対を表明することで「安直に文化政策には手を出せないぞ」と思わせることができれば、と。
そんなわけで署名します。それと同時に、大阪でアーツカウンシルができるように、心から期待しています。

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