4.11.2008

表現に対して、恐怖を植えつけること

4月16日付のNewsweekから、興味深い2つの記事を、引用させていただきます。

=ネットに広がる言論弾圧の影/アダム・クシュナー=
強権主義的な国家がインターネットの利用を制限する際に使う手段といえば、もっぱら検閲だった。だが最近、権力者たちは新たな手だてを講じはじめた。ネットユーザーに恐怖感を植えつけるのだ。
大規模騒動で世界的に注目を浴びたチベット自治区の区都ラサでは先週、携帯電話利用者に中国政府からメールが届いた。「法を遵守」し「ルールに従え」という内容だった。反体制派にとって、その意味は一目瞭然だった。
(中略)
ネット上での言論の自由を制限するには、ネット全体を監視するのではなく、ユーザーを怖がらせるほうが効果的だと、権力者たちは気づきはじめた。
「ネットワークそのものが弱点をかかえていると考える人が多いが、実際にはネットユーザーの方がもろい」と、ハーバード大学のザッカーマンは言う。「ネットワークに介入するより、政府に批判的なユーザーに矛先を向ける方がはるかに簡単だ」

=右翼が明かした「靖国」の本音/デービッド・マックニール=
保守派の国会議員が作品を公然と批判したことは、当然の帰結を生んだ(稲田自身は、発言は上映中止を意図したものではないとしている)。4月12日から「靖国」の上映を予定していた東京の映画館4館は、上映中止を決定した。
(中略)
政治家が、政治的に偏った作品だと言いたいときは、「問題作」というレッテルを張れば驚くほど効果がある。「後は右翼に任せておけばいい」からだ。
(中略)
実際のところ、上映を予定していた映画館は、それほど深刻な右翼からの脅しを受けたわけではない。

以上、2つの記事から引用させていただきました。

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