たまたま名古屋市のウェブサイトを見たら「問題犬のためのしつけ方教室を開催します」という情報があって、「問題犬」という一般名詞があるのか、と少し驚きました。
教室の開催概要は「引っ張り・飛びつき・噛み癖・鳴き癖などの問題行動の対処策をデモ犬やいろいろな道具を使ってわかりやすく説明する。」とあって、しつけ用の口輪とかクリッカーの写真が掲載されています。口輪している犬の切ない表情を見ていると、ちょっともの悲しい。犬の方は「問題犬」と言われてしつけられるのを、どんな風に感じるんだろうか、なんて考えてしまいました。
「問題犬をしつけましょう」というのは、飼い主が困っているからというのもあるんでしょうけど、ご近所に迷惑だからとか、訪問客に吠えかかるからとか、散歩道で出会う人に飛びかかるからとか、飼い主と犬の関係だけじゃなくて地域社会との関係もあるんでしょう。たぶん、地域コミュニティのあり方によって、その犬が問題犬か、普通の犬かも違ってくるんじゃないかなあ。
考えてみたら「問題児」とか「モンスターペアレンツ」というのも、「問題犬」と同じのような気もする。
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