3.06.2008

ディズニーアニメの日本進出と、クリスティーズに流出する運慶の仏像

たまたま今日付けのニュースに2つ、気にかかる話題がありました。
一つはNIKKEI NETから、ディズニーが日本でアニメ制作に乗り出すというニュース。この記事では、「将来は携帯電話向け配信やアジア輸出も視野に入れる。ディズニーが企画の段階から主要作品を米国以外で制作するのは初めて。世界的なブランド力と販売網を持つディズニーの動きは国内コンテンツ(情報の内容)産業の活性化にも役立ちそうだ」としています。
もう一つは、YOMIURI ONLINEから、鎌倉時代に活躍した仏師、運慶の作とみられる木造大日如来座像が、ニューヨークのクリスティーズのオークションに出品されるということを受けて、海外流出を阻止するための署名が1万2826人に達したというニュース。記事によると、署名を受けた文化庁美術学芸課は「心配する気持ちは大切にしたい」と理解を示したということです。
2つのニュースには直接関連はありませんが、私には、経済のグローバル化に伴って、文化の多様性は目に見えて失われていることを如実に現していると思いました。
ちなみに、NIKKEI NETのディズニーのニュースでは「東映アニメーションと共同」という内容の記事があったんですが、そのニュースの発表3時間後、NSJ日本証券新聞では、東映アニメーションの株価が135円高と伝えています。

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