「大阪でアーツカウンシルをつくる会」という組織が昨年結成されました。タイトルに挙げた通り、現在、大阪府知事選候補者宛に「芸術文化政策に関する公開質問状」を送付しているとのことで、おそらく近日中に回答があることでしょう。こうした芸術文化政策に関する自治体の首長選挙での公開質問という活動自体が非常に興味深く、敬服します。
昨年の大阪市長選でも候補者に同様の公開質問状があり、候補者4名のうち3名が回答しました。どれも「大阪市にとって芸術文化は重要だ」という姿勢に違いはありませんでした。しかし「なぜ重要か」「どのようにあるべきか」そして「それに行政はどう関わるのか」という姿勢には違いがありました。特に大阪市の場合は、場(ハコモノ)のあり方や、芸術文化施策の立案主体の考え方には違いや温度差が見られたように思います。
今後、こうした選挙時点での政策と、当選した自治体の首長に対して一定期間を経過した時点で政策評価をしていくことも重要でしょうし、今回の大阪府知事選だけでなく、他の自治体にも同じような試みが広がることを期待したいです。
0 件のコメント:
コメントを投稿