1.11.2008

中国のことを考えて、東京のことも考える

今年、オリンピックを開催する北京で、大規模な再開発事業で住民の意志に反する立ち退きがおきているというニュースを読みました。これはおそらく、オリンピックが開催される北京だけでなく、急激に発展している中国各地でおきていることなんじゃないかと思います。
都市のリノベーションと経済成長は、もちろん歓迎するべきことも多いでしょう。経済成長なくして格差は解消できないという考え方もあるでしょう。けれども……やはり考えます。華やかな祭典や経済成長の影の部分は、日本でも経験したことではあります。がしかし、人口、国土の規模や急速なグローバル化を考えても、高度経済成長時代の日本とは比較にならないほど、世界規模での政治、経済、文化、環境への影響があることでしょう。
先の週末に、NHKスペシャル「激流中国 -5年1組 小皇帝の涙-」と以前にも紹介した「民主主義〜世界10人の監督が描く10の疑問」での「中国 “こども民主主義”」という番組の2本を見たんですが、どちらも衝撃を受けました。経済成長の影で、子どもを含めて人々の価値観は、どんどん画一化し、競争化を強いられて、格差が広がっていく。中国はこのまま突き進むんでしょうか。そこは明るい未来なんでしょうか。
2016年のオリンピックを、東京都も誘致しているんですよね……。

0 件のコメント:

archive