1.29.2008

「クリエイティブ・クラスの世紀」を読みました

リチャード・フロリダの著作『クリエイティブ・クラスの世紀』(ダイヤモンド社 2007)を読みました。この本は原題が『The Flight of the the Creative Class』という本で、フロリダ氏の2冊目の著作になるんですが、1冊目の著作である『The Rise of the Creative Class』の翻訳が後になってしまい、ちょっと残念です。
『The Rise of the Creative Class』が、「クリエイティブ・クラス」の定義を分かりやすく丁寧に説明してあった(英語なのでちゃんと理解できているか自信ないけど)のですが……先に日本語に翻訳された『クリエイティブ・クラスの世紀』では、前著を引き合いに出したり、前著で批判されたポイントについて説明を補足したり、アメリカ各都市のクリエイティブ産業や都市について多くのページが割かれているので、日本人の私としては、どうもかゆいところに手が届かない感じが多かったです。
ただ、この本でも十分に「クリエイティブ・クラス」がグローバル社会を動かしている実態はよく分かると思います。ここでフロリダ氏が繰り返しアメリカに対して警鐘を鳴らしているメッセージは、ほとんどそのまま、日本に置き換えられることです。むしろアメリカよりも深刻な部分も多いと思いました。
文化政策やアートマネジメントに関心のある人は、この『クリエイティブ・クラスの世紀』の第9章「クリエイティブ社会の構築」の「クリエイティブ時代に向けた課題」だけでも、本屋さんか図書館で立ち読みするのをオススメします。

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