1.06.2008

大阪府のメセナ自動販売機

おもしろい記事を見つけました。大阪府では、企業の社屋や各事業所に設置される自動販売機の販売額の一部を大阪府文化振興基金に寄付するという「メセナ自動販売機普及促進モデル事業」という仕組みがあるそうです。なかなかユニークですね。
この仕組みで大事なことは、おそらく集まる金額よりも(もちろんそれも大事だけれども)「誰もがメセナの主体になれる」ということを認知させることにあると思います。仮に、自販機でジュースを買う人が文化への関心が薄くても、手にした小銭の一部が文化のために使われるということに同意する。それはとても地味だけど、とても大事なことだと思う。
文化振興の財政的な問題を克服するのは簡単ではありませんが、お金がないことを嘆いているよりも、何か実践することが大事なんだと思います。必要なのはアイデアと勇気なんだと思います。大阪で、このメセナ自動販売機を見かけたら、ぜひジュースを買いたいと思います。できたらビールのメセナ自販機もあるといいなぁ。

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