いつも見せていただいている、YouTubeの「郷土芸能&民俗芸能アサプロライブラリー」にアップされた動画です。
私は、いま東北の民俗芸能は、すごく現在の状況に対してリアリティを持った表現だと思っています。決してカビ臭いものではなく、観光客向けのイベントでもなく。彼らが剣を持って舞う姿は、目には見えないけれども、厄災を連れてきた悪霊に立ち向かい、亡くなった人々の魂を鎮めているように、私には見えます。それは、民俗芸能が本来はそのために演じられてきたものであること、それが長い間リアリティを持って伝え続けられてきたことを、改めて認識させられます。
動画の最後に、陸前高田市の太鼓を叩いた青年が、「やっぱ、太鼓たたいてないと、やっぱ、ダメですね」と言っていました。そう思っている人は、彼だけじゃないと思う。
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