3.17.2011

祈り、鎮魂、アート

いま、アートに何ができるのか、ということを考えています。
まず、思い浮かんだことは、アートによって、祈りを届けることじゃないか。あるいは、魂を鎮めることじゃないかと考えました。
でも、よくよく考えてみると、アートによって祈るのではなく、また鎮魂するのではなく、そもそもアートとは、祈りや鎮魂から生まれたものなんじゃないか。
アートを作る人の癒しではなく、祈りを捧げるべき人に祈り、鎮めるべき魂を鎮めることによって、古今東西の芸術や芸能は生まれてきたはずで。
阪神淡路大震災や、ニューヨーク同時多発テロのときも、新しいアートが、あるいは、アートと社会の新しい関係が、生まれたと思うわけで。
だから、いま、新しいアートが生まれようとしているはずだと思います。

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