12.17.2010

インターネットと共感が寄付社会をつくる

12月8日に寄付サイト「Just Giving」を使って「畑で作った野菜を『子どもとアーティストの出会い』に届けます」というチャレンジを掲げました。子どもとアーティストの出会いの事務局運営の足しになるように、といったところで、私が集められる金額なんて、3千円出してくれる人が10人いて、せいぜい3万円くらいかなぁと思って目標額は3万円にしました。
でも、チャレンジをスタートしたその日、すぐに寄付に応じてくれた、見ず知らずのかたがいたのです。ムラマツさんというかたで「野菜作り、いつかは自分も…なんて思いますが、 実際は大変ですよね。 頑張ってください!」というコメントの書き込みがあった。
これ、すっごい嬉しかったです。
で、昨日、h.e.yossyさんと、nekodemoさんが寄付してくれました。すごいすごい。yossyさんは顔見知りなんですが、私はnekodemoさんのブログを以前から拝読しておりまして、この「Just Giving」のこともブログに書いておられるのですが、それ以外のアーツマネジメントやファンドレイジングのことも詳しく書かれていて、とても勉強になるのです。そのnekodemoさんが、寄付をしてくれたことも、嬉しかった。
これ、やってみて実感するのですが、目標額の3万円が集まるかどうかよりも、共感してくれる人がいるかどうか、増えるかどうかが、すごく大きな励みに感じます。その励みを、インターネットというインフラを使って、とてもきめ細かく丁寧にフォローしてくれるわけです。
例えば「Just Giving」には、「マイページ」があって、私が寄付集めにチャレンジしていることを誰もが知ることができて、このブログの右側にあるブログパーツを用意してくれて、twitterとも連携してコメントをつぶやくことができる。新しい寄付があると、メールで私と子どもとアーティストの出会いの井手上さんに通知がある。それには寄付してくれた方のコメントが寄せられている。「Just Giving」の私のマイページにも、寄付者のコメントが掲載してあって、マイページから私が寄付者に御礼をのコメントを出す。それが私のtwitterにも同時送信される。そのコメントをtwitterで私をフォローしてくれている人も読む。リツイートする人もいる。また情報が広がる。
これ、考えたヒトすごいです。
インターネットの技術が日進月歩で進化していて、情報だけじゃなくて、共感が、同時に多方向に広がる社会になっている。これは、もはや明らかに、政府が社会を変えるよりも、ずっと早いです。もちろん、私ができるのは、たかが3万円かもしれませんけど、その3万円にプラスされた共感は、金額に換算できないです。それこそが、いま、社会に必要なんだと思います。

0 件のコメント:

archive