6.17.2010

安心安全願望病

たしか日曜だったと思うんですが、お風呂屋さんのテレビでNHKのニュースが映っていて、「公安委員長 秋葉原の現場視察」という話題を放送していました。ウェブから放送内容の一部を拾うと、
視察を終えた中井国家公安委員長は「防犯カメラの設置はありがたい。安心して人々が生活でき、世界じゅうから買い物に来ていただく街として、いちばんのよりどころは安心・安全ということだ。秋葉原の若者の文化はすばらしいし、みんなで法律を守ってさらに発展していってほしい」と話していました。
ということだったんですが、そういえばこの国家公安委員長って女性との路チューを写真に撮られて週刊誌に掲載されたヒトじゃなかったっけ、そのヒトが防犯カメラの設置をありがたがるって面白いねぇと思いながら見ていました。
それにしても、現代の日本人の「安全・安心」は一種の病なんじゃないか、と思って、「安全安心病」という病気はないものかネットで探したら、「医療崩壊−安心安全願望病」というブログのエントリーがありました。ちょっと引用させていただきます。
安心・安全の追求、それ自体は肯定されるものであり社会にとって必要な要件である。しかし、それは目指すべき方向性であり相対的なものでしかない。絶対的なゴールは存在しないし、あると考えるのは幻想である。国家の安全保障においても、この幻想を追い求めると際限のない軍拡競争に発展するだけであり、安全保障費用を無尽蔵に拡大すれば国家そのものが内部から破綻する。
そうそう、まったくそうだと思います。

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