2.25.2010

「社会」とリアルに向き合う中国のアーティスト

2月24日付のRecord China「芸術家らが北京で抗議デモ、政府系メディアが異例の報道—中国」より引用させていただきます。
2010年2月23日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカは、北京市を東西に貫く長安街で22日、芸術家によるデモ行進が行われた件について、中国の政府系メディアが報じたと伝えた。
デモの発端となったのは北京市郊外の創意正陽芸術区で起きた暴行事件。中国国営新華社と共産党機関紙・人民日報系の環球時報(英語版)は23日付で、デモの様子を伝えた。シンガポール華字紙・聯合早報によると、新華社は「立ち退き問題に不満を持った芸術家10人余りが北京の長安街に集合したが、北京の警察当局が忠告して止めさせた」と伝えた。だが、中国のネットユーザーによると、新華社の記事は短時間掲載されただけで、すぐにアクセスできなくなった。当局が削除するよう指示したものと見られている。
日本のメディアは、この事件で、日本人の芸術家も被害を受けたという報道を中心に伝えているんですが、こちらのサイトでは、その事件のあとのデモと報道のあり方について伝えていて、興味深いです。
このサイトに掲載されているいくつかの写真が、とても生々しい。それは報道写真というよりも、アート作品の記録で、すごくパワーがありますね。彼ら/彼女らは、アーティストとして、それぞれの「社会」とリアルに向き合ってると思います。

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