4.15.2009

強い種ではなく、変化に適応した種が生き残る

先月、ブリティッシュ・カウンシル(BC)の企画で、アートNPOリンクの樋口くんなど、全国各地でアートに携わる人たち数人が、英国の様々な芸術機関を視察してきたということで、先週、その視察内容を振り返って報告書を作成するための座談会が飯田橋のBCでありました。私は、その座談会に参加させてもらって皆さんから話を聞くお手伝いをしました。
詳しいことは、その報告書に原稿を書きますが、とても興味深い視察内容でした。視察に参加した方々が英国で見聞きし、それぞれが感じたことにをフィードバックする中で出てきた言葉は、「生態系と進化論」でした。
様々なアーティストによる様々なアート活動、政府や民間によるアートを支える制度や場、アートを活用した地域づくりや福祉や教育、などなど、それぞれが関わり合っている。その多様な関わりが、昨年からの世界規模の経済状況の悪化で大きく変化している。この変化の中で生き残ることができるのは、どんなアートなのか。
視察に参加した東京芸大の熊倉純子先生は、ダーウィンの進化論を引き合いに出して、「強い種が生き残るのではない。生態系の変化に適応した種が生き残る」と言いました。「それが、今回の視察で見えたこと」だそうです。
面白いんですが、原稿にまとめるのは、なかなか大変。

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