3.09.2009

加藤種男さんと山出淳也さんが芸術選奨

先週、文化庁が発表した芸術選奨文部科学大臣賞の芸術振興部門で、アサヒビールの加藤種男さんと、同じく芸術振興部門の新人賞で、BEPPU PROJECTの山出淳也さんが受賞されました。
アートNPOリンクの核となるメンバーでもあり、実質的に日本のアートNPOを牽引しているこの二人の同時受賞は、ささやかではありますが、アートNPOリンクの事務局を手伝っている私にとっても、自分のことのようにうれしいニュースです。
国際交流基金の地球市民賞でも、神戸のCAP、京都のJCDN、札幌のS-AIRというアートNPOが3年続けて受賞し、今回の芸術選奨で加藤さんと山出さんのダブル受賞。明らかにアートNPOの社会的評価は高まっています。
しかし一方で、まだまだアートNPOを取り巻く社会環境は、厳しいものがあります。ここで固有名詞を挙げた団体だって、決して経営基盤は安定していないし、長期的な展望を描けているわけじゃないです。
そういう意味では、社会的な評価は高まりつつあるものの、その社会的評価に見合った境遇とは言えない、ということを、こういう機会だからこそ、声高に言いたいんです、私は。別に、著名な映画監督とか俳優とか歌手と同じぐらいの境遇にしろとは言いませんよ。普通に、専門的な職能としてアートNPOで仕事をやってます、という前提で、社会的な環境を整備すべきだと思うんです。
いやー、しかし、めでたい。本当に。心から、おめでとうございます。

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