1.09.2009

Skypeと地球市民賞

昨日の夜のこと。パートナーの手塚夏子がSkypeで、いまニューヨークにいる劇作家・演出家の岡田利規さんと話をしました。岡田さんと手塚は長い付き合いで、お互いの表現手法に影響やを受け合ってきました。
手塚は、2月末の自分の公演の作品について、最近考えていることを岡田さんに話し、ぜひ彼の考えを聞きたいと思ったそうです。事前にメールで時間を調整し、日本の夜9時、NYの朝7時に、手塚はノートPCの前に座りました。PCの画面に映る岡田さんは、太平洋の向こう側にいる人。およそ2時間、おおむね正常に会話。しかも、無料。
話は変わりますが、昨日、S-AIRという、札幌でアーティスト・イン・レジデンス事業をやっているアートNPOが国際交流基金から「地球市民賞」を受賞したというメールの情報が入りました。この賞は、前回が神戸のC.A.P、前々回は京都のJCDNと、3年連続で地方のアートNPOが受賞したことになります。
大企業や政府を介するわけでもなく、東京を経由するわけでもなく、NPOや市民みずからが、ダイレクトに国境を越えてアクセスし、大きなリスクも費用もかけずにコミュニケーションできる。
こんな世の中、10年前に想像してたかな?私はしてなかったなぁ。
しかし、それでも、戦争ってなくならないんだよなぁ。なんでだろ?
たぶん、「10年後には、タダで世界中の人と話したい」「政府や企業を介さずに国際交流したい」と想像する力に比べて、「10年後には、戦争をなくしたい」と想像する力が、弱いんでしょうね。
ホント、イマジンしないとね。

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