8.06.2008

藤野自慢

先々週だったか、書き忘れてたんですが、同じ藤野町に住むダンサーの鈴木ユキオさんと安次嶺奈緒さんが引っ越ししたので、遊びに行ったんです。
鈴木ユキオさん(以下スズさん)は、手塚夏子ともダンス仲間で、藤野に引っ越す前からの友人。私たちが藤野に引っ越したのは、先に藤野に住んでいるスズさんたちがいたからで、たまたま私たちが見つけた家もスズさんちの近所だった。それで、ちょくちょくお互いのウチでメシを食ったり飲んだりしていたんです。
で、先月、同じ藤野町内の少し奥の方に、一軒家を借りることになったから引っ越します、と。引っ越しが落ち着いたから遊びにおいでよ、という連絡があって、家族3人で行ってみました。そしたら、スズさんちも、その周辺の集落も、すごく素敵なんです。
新しいスズさんちは古い平屋の民家で、ホントに田舎のお爺さんちみたいなんですね。風通しがよくて、広々してて、庭も畑もある。で、スズさんちの周辺のお家が、同じ名字が多く、代々続くコミュニティのようでした。
たまたま遊びに行ったとき、雨が降っていて、私たちが到着したときはスズさんたちが留守だったんです。それで、近くにある車庫の軒下で雨宿りしてたら、道を挟んだ前の立派なお家の縁側から、おじさんが顔を出して「あぁ、鈴木さん留守なの?雨ん中、そこじゃなんだからウチに上がっていきなよ」と声をかけてくれました。
縁側に座らせてもらったら、アイスコーヒー、とうもろこし、3歳の息子にはアイスクリームと次々に出してくれて、恐縮しつつも有り難く頂戴しました。立派なお家ですね、とお世辞を言うと、「家の中、みたい?」と聞かれて、断ることができずに靴を脱いで玄関からお邪魔すると、見たこと無いような太い柱や梁の家。庭にはこれまた立派な倉があって、すごいですね、とお世辞を言うと、「倉の中、見る?」と聞かれて、断ることができずに見せてもらう。もう、参りました、としか言いようがないくらい、立派なお屋敷。
そろそろスズさんも戻ったかもしれないので失礼させていただきます、というと、「今日、夕方5時からね、地元の子どもたちのお囃子の練習があるんだよ。よかったら顔だしなよ」と誘ってくれました。お囃子ですか、いいですねぇというと、そこからまた10分くらい、地元のお囃子にまつわる話をしてくれて・・・。
藤野に古くから住む人が、藤野の昔話や自慢話をし始めると、長くなるんですが、私は、そういう藤野が、また好きだったりします。たぶん、私も藤野に住み続けたら、そうなるんだろうなぁ。あ、すでにそうなってるかも。

-----------------
sent from W-ZERO3

0 件のコメント:

archive