最近、インターネットに関するニュースでは、この「私的録音録画補償金制度」に関する話題でにぎわっていますね。著作物をめぐる権利者と消費者、それらを取り巻く複雑な産業構造を理解しないと、簡単には考えを述べることができないんですが……
ただ、この制度をめぐる論議を通じて「私たちは文化をどのように捉えているのか」という現実が見えるような気がしています。著作権法では「文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする」とあるのだから、まずは「文化の発展」とは何かを考えていくべきだろうし、それは著作権だけの問題ではなくて、国や自治体の文化政策の根本的な問題でもあると思います。
私たちは、何をもって「文化の発展」とするんでしょうか。
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