10.07.2010

「自治」の身体感覚

10月11日に行われる北本ビタミンの『この家、持ち上げます』という企画に、ちょっとした衝撃を受けたんですが、それで思い出したことがありまして。
今年の夏、藤野の祭りで御神輿を担いだんですが、御神輿というのは単に重いだけじゃない。例えば、担ぎ手が並ぶときに身長がバラバラだと、肩の高さが違うので、すごく負荷がかかる人とそうじゃない人がいるとか、少し御輿の内側に重心をかけながら担ぐ方が負担が少ないとか。
さらに、先導役と担ぎ手は息を合わせるために掛け声を発するわけですが、やっぱり先導役によって息の合わせ方は変わるし、左右に方向を変えたりするときも、その方向に行くことを担ぎ手全体として身体で了解していないと、どこかに余計な負荷がかかったり、思うような方向に進まないとか。
飛躍しすぎかもしれないのですが、日本人にとって御輿を担ぐというのは、宗教や習俗という意味だけじゃなくて、「自治」の身体感覚を維持するためにあるんじゃないかなぁ。

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