ヒトは花を愛でる。花は、花粉を媒介する動物(ポリネータ)にアピールするための徴(しるし)を、その色彩、形、香りなどに潜ませているが、それはヒトにとっても有効なシンボルとしてアピールする。果実の前触れともいえる花に対して、ヒトにはそれを好ましいと感じる感性が宿ったのかもしれない。香りのよい花のある場所は、食糧を得やすい場所であることが、無意識にそこを好ましいと感じる心をヒトの中に進化させたのだろう。「花」を「文化」に置き換えて読めば、それこそ、人間が文化を必要とする生態学的な理由なんじゃないかと思いました。
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